事務局だより (2018/3/21)
インターンシップを終えて
2018年度、JBATSインターンシップも無事に終了することができました。 参加者の方達は本当にお疲れ様でした。またこの活動にご理解とご賛同をいただいた方々へは感謝を申し上げます。
毎回同じ思いになるのですが、勇気を出して参加していただいたインターンの皆さん、又、受け入れ側のスーパーバイザーとして面倒をみていただいているメジャーリーグのヘッドトレーナーの方達へは本当に感謝の気持ちで一杯です。
トッププロの世界で技術と経験を間近で学べる機会はそう多くは無いはずです。 コミュニケーションの取り方など最初は戸惑うでしょうが、JBATSの参加者達は皆、向上心と忍耐力が格段に高いので、チームトレーナーからもその姿勢が買われて多くを学べたことでしょう。
また各チームのヘッドトレーナーだけでなく、マイナーチームのトレーナーまでJBATSインターンのために業務中、後を問わずに質問への回答、技術練習等に時間を割いていただけるなど、休日や休憩時間もほとんど無く、早朝からの長時間勤務にも関わらず彼らを気にかけていただけるなど彼らには尊敬の念が絶えません。
参加者たちは、夢のような世界からそれぞれの生活拠点へ帰り、忙しい現実の日常へと引き戻されていることでしょう。 しかしながら、インターンシップへ来る前の現実とこの体験をした後の現実は見え方が違うはずです。
プロの、そのトッププロであるための技術、体力、努力、人間力を目の当たりにして、自信に必要な課題がより明確となり、忙しい日常の中のひとつひとつに意味が見い出せる感覚を得たと思います。 たかが10日間、されど10日間です。若いトレーナー達には人生のターニングポイントとなる忘れ得ない10日間であると願います。 これを機会に今回のインターンの皆さんが将来、次の世代のトレーナーを目指す若者たちをぜひ良い方向へ導いてくれる役割を果たしてくれる日を楽しみにしております。
1995年から24年、途中1回の休止を挟み23回目の開催を通して127人のインターン達がMLBのメジャーの世界を体験することができました。 アスレティックトレーナーを統括するNATAにおいても、ATCの認定者がアメリカ、カナダについで日本は3番目に認定者が多く、その国際的な活動としては最も長期に継続しているプログラムとして、このアリゾナでのインターンシップは認知されてきています。
PBATSにおいても夏季のインターンは米国内から、春は国外からとのペースができているように感じます。 その中でも日本からのJBATSインターン達は確実に彼らの記憶に残る活動を表現し続けており、継続性のある行事として認知されてきています。
JBATSとしても日本とアメリカに拠点をおき、鍼灸マッサージをベースとしたトレーナーとアメリカにてアスレティックトレーニングの概念を学ぶATCを繋げながら、次世代のトレーナー達を応援していく活動を続けて参りますので今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
株式会社メジャー・トレーナーズの社会貢献事業部、JBATS活動に対しての皆様からのご質問やご意見をお待ちいたしております。
JBATS事務局